水素水の認証と測定について
一般財団法人日本分子状水素普及促進協会
(JHyPA)
理事長 太田成男
1. 水素水の標準化・定義について
水素水および水素関連商品の標準・定義は、国際水素標準委
員会(International Hydrogen Standards Association: IHSA)
によって推奨されており、JHyPA は、IHSA 推奨に基づいて、
水素水を認証します。IHSA と推奨の経過と結果については、
インタネット上に公開されているので、参照してください。
日本語訳は、(https://jhypa.org/水素の測定に関する定義と標準、および認証/)
を参照してください。
2.水素水の測定について
IHSA 推奨に基づいて、水素水の水素濃度を測定します。方法は、ガスクロマ
トグラフィー(GC)による分子状水素の測定を第一義としていますので、JHyPA
では、その推奨に基づき水素濃度を測定します。
3.水素の測定の具体的方法
(a) GC 測定器械
株式会社タイヨー製:生体ガス測定システム トライライザー mBA-3000
(http://www.t-taiyo.com/sub/product/medical/index.html#trilyzer)を使用します。
(b) 標準物質 2種類の濃度の(株)タイヨー製のガスボンベに封入された標
準ガスを用います。
標準ガス1 H 2 : 4.88 ppm (vol/vol)
CO: 4.91 ppm (vol/vol)
CH 4 : 5.12 ppm (vol/vol)
O 2 : 21.0%
N 2 : その他
標準ガス2
H 2 : 48.7 ppm (vol/vol)
CO: 49.1 ppm (vol/vol)